【PF5】いまさらカレー【Ｇ・サンドベル】

　月下平原の会戦、惨敗の報せに一様に肩を落とすザイランスの民。
　ギルド・サンドベルの面々も例外ではなく、各地を奔走したメンバーの疲労と困惑の色は濃い。
　そこへ音も少なに現れた狼人の女が、淀んだ空気を吹き飛ばすようにあげた第一声。

「『かれー』ば、くれち！」

　――静まり返る一行に、女の腹の鳴る音だけが反響した。

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風の噂で、どうやらカレーという食べ物がもらえると聞きつけた様子。
押し問答したあとに、我慢ならずところ構わず噛みついたのち、なんとか残っていたカレーとコメラニアンを譲ってもらったそうな…。

ということで、うちの馬鹿犬をどうぞよろしくお願いいたします、サンドベルの方々。
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お借りしました！→フランシスカさん【illust/16196336】、コメラニアン【illust/16242130】
うちの馬鹿犬→ガーヴィ【illust/16334178】
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ブクマコメありです！
◆普段から生食メインなので腹は慣れてます！
◆このあとフランシスカさんに「尻尾のお米は何度でも生えるから！」と、本体を食べないよう説得されたことだと思います。
◆豪快さと馬鹿さだけが取り柄です、よろしくお願いします！
◆なんとか本体の生肉に手を出さず、尻尾の生米だけで飢えを凌いでいきそうです…。