炎と氷と虹
ふと気が向いて、前に描いた絵に色をつけてみました。
一九六六年四月に上映された
「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」
ゴジラと並んで有名な怪獣であるガメラが、これまたゴジラに次いで別の怪獣とはじめて対決した作品でもあります。
まだ当時のガメラは、あとあとの作品のように「こどものみかた」と言った方向性が定まっておらず、この作品でも別に人間のために闘うと言うよりバルゴンの持つエネルギーに引かれてやってきたようでした。
小学生の時にテレビで放映されていまして、楽しみにして観ていたんですが、色々と印象に残っています。
まず「映像が暗い」こと。
作中、どちらかと言うと夜の場面が多く、ガメラとバルゴンが初めて対決した時(奇しくも、「ゴジラの逆襲」でゴジラとアンギラスが闘ったところでもある大阪城)も、周囲が夜闇に包まれていました。
他に、「展開が暗い」こと。
大映ドラマの真骨頂と言うべきか、怪獣同士の戦いと別に、物欲に駆り立てられた人々が見せる「これでもか」ってばかりの凄惨かつ醜いほどロコツなやり取りが強烈でした。
また作中でバルゴンが長い舌(この舌の先から冷凍ガスを吹き出します)で作中の登場人物をつかまえ、ひと呑みにしてしまう場面もあり、なかなか衝撃でした。
もっともこの作品、「怪獣が人間を襲っている」場面より、「人間が人間を襲っている」場面の方が多かった気がしますね。
バルゴン自体も、やっていることが確かに凶悪なんですが、ひどく無機的て無表情に行動しているような感じがして、かなりコワかったです。
舌から出す冷凍ガスや、この絵にあるように背中から殺人虹光線(マジで、こうした表記がある怪獣の本を観たことがあります)を放ったり、あと四足獣型なのにスゴい距離をジャンプできたり、いろいろ印象深い怪獣でした。
琵琶湖に引きずり込まれて、虹が消えて行く場面は、あとの作品である「ギャオス」でも使われていましたね。
そうしたわけで、「ガメラと闘った怪獣」と言うとギャオスが頭抜けて有名ですが、最初に闘ったのは、バルゴンだったりします。
もっとも個人的に最も印象に残っているのは、平成三部作の一つで登場した「レギオン」でしたが。
中途半端で浅い、ニワカ特撮ファンのタワゴト、失礼致しました。
一九六六年四月に上映された
「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」
ゴジラと並んで有名な怪獣であるガメラが、これまたゴジラに次いで別の怪獣とはじめて対決した作品でもあります。
まだ当時のガメラは、あとあとの作品のように「こどものみかた」と言った方向性が定まっておらず、この作品でも別に人間のために闘うと言うよりバルゴンの持つエネルギーに引かれてやってきたようでした。
小学生の時にテレビで放映されていまして、楽しみにして観ていたんですが、色々と印象に残っています。
まず「映像が暗い」こと。
作中、どちらかと言うと夜の場面が多く、ガメラとバルゴンが初めて対決した時(奇しくも、「ゴジラの逆襲」でゴジラとアンギラスが闘ったところでもある大阪城)も、周囲が夜闇に包まれていました。
他に、「展開が暗い」こと。
大映ドラマの真骨頂と言うべきか、怪獣同士の戦いと別に、物欲に駆り立てられた人々が見せる「これでもか」ってばかりの凄惨かつ醜いほどロコツなやり取りが強烈でした。
また作中でバルゴンが長い舌(この舌の先から冷凍ガスを吹き出します)で作中の登場人物をつかまえ、ひと呑みにしてしまう場面もあり、なかなか衝撃でした。
もっともこの作品、「怪獣が人間を襲っている」場面より、「人間が人間を襲っている」場面の方が多かった気がしますね。
バルゴン自体も、やっていることが確かに凶悪なんですが、ひどく無機的て無表情に行動しているような感じがして、かなりコワかったです。
舌から出す冷凍ガスや、この絵にあるように背中から殺人虹光線(マジで、こうした表記がある怪獣の本を観たことがあります)を放ったり、あと四足獣型なのにスゴい距離をジャンプできたり、いろいろ印象深い怪獣でした。
琵琶湖に引きずり込まれて、虹が消えて行く場面は、あとの作品である「ギャオス」でも使われていましたね。
そうしたわけで、「ガメラと闘った怪獣」と言うとギャオスが頭抜けて有名ですが、最初に闘ったのは、バルゴンだったりします。
もっとも個人的に最も印象に残っているのは、平成三部作の一つで登場した「レギオン」でしたが。
中途半端で浅い、ニワカ特撮ファンのタワゴト、失礼致しました。
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2011-03-07 01:29
Comments (2)
イリスは虹の神でありギャオスでもあるのか…
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