樹上の稲富祐直

戦国大戦カードイラストコンテスト用に準備していたものの、間に合わないと分かった時点で放棄していた線画を完成させてみた。提出しないで正解だった気がする。ゲーム用の派手な遊びの要素のある絵、というのは向いていないと痛感した。稲富祐直に関して言えば、鉄炮の腕ひとつで戦国の世を渡ったエゴイストとして評価している。ガラシャ見殺しの一件で悪いレッテルばかり貼られている気がするが、「忠義」自体江戸期になって推されるようになった概念で、そのものさしではかることに意味はないな。しかし細川忠興すらカード化されてないのに稲富祐直にお鉢は回ってくるのかね。もし出るなら、SRでコスト1、武力統率3/1、計略「稲富流砲術(効果中、弾丸数制限なし)」という感じで。

(6/7追記)イラコン第二弾がある、ということでこの「遅刻」作を出品するですよ。しかも今回は勢力の縛りなしとか。ありがたい。
(8/3追記)一次選考の結果、当作品は落選の模様。

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2011-03-10 04:13

 えら~


Comments (3)

えら~ 2011-03-13 03:16

やっぱりガラシャ見殺しの一件があるのかな、と(譜代の臣ならともかく一城の主だった人物がよその家の奥さんに殉じるのもヘンなんですが)あるいは「飛び道具は非サムライ的」ということで?江戸時代に不忠者・臆病者というレッテル貼りがされたのではないかという解釈なのです。参考までに。

えら~ 2011-03-13 03:08

無名の人物と勝負して負けたとか二領具足とか、出典の明らかでないエピソードが大きく扱われ、細川氏の丹後平定を五年にわたって阻止したことや、ウルサン攻防戦での手柄が認められて感状をもらっている、という事実のほうが小さく扱われているようでどーも納得いかないのですよ…

真田吉倖 2011-03-13 01:51

忠誠心が云々というよりチキンハート(本番に弱い)というイメージがするなぁ…。

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