ゆっくりしていってね

「ゆっくりしていってね」僕には、やっぱりこれしか言えません。安全圏にいる人間で、場合によっては調子こいてると取られ、気分を害するかもしれません。　　　もちろん、自分に出来ることは、募金にせよ献血にせよ、やれるだけやります。それ以外にも何かできることがあれば、出来る限り頑張ってみるつもりです。　　たぶん怒られると思いますが、言います。　　ピクシブをはじめるまで、他県での災害などなんの関心もありませんでした。ＴＶで情報を見て「大変やなぁ」程度で済ませていました。新潟地震の時もそうです。ですが、先日ひもさんが「新潟です」とコメントをしてくれた時に、あの時場合によっては……と考えて泣きそうになりました。いまもちょっと涙目です。嗚咽ってほどではありませんが、まさか、顔も声も知らない人のことを思って涙をこらえる日がくるとは思いませんでした。大切な人だとは思っていましたが。　　マイピクのセラさんも、ちとせさんという大切な人のために心を痛めています。ネットでのつながりがこんなにも重いものなのだと、いま痛感しています。できればこの重みが解けて、あたたかさに変わる時が一秒でも早く来て欲しい。僕が母を亡くしたのは震災の時ではありませんが、理不尽なことで、辛いものでした。その辛さを、こんなに突然のことで、大勢の人に味わってほしくなんてありません。だから、みなさんの涙が嬉し涙になる時が、一秒でもはやく来て欲しい。そう願っています。　　ただ、今はゆっくりを描く師匠の弟子として、ゆっくりしていってねと言わせてください。ゆっくりしていってねっていうのは、「辛いことをいまはちょっとだけ忘れて、気を楽にしてください」という意味だと、僕は解釈しています。　　この文章、掲示板の方に貼り付けていたんですが、コメレスと合わせると窮屈になったのでこっちにうつしました。ぶしつけな内容の長文、失礼しました。　　　特設掲示板→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=214227