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自己中心的

オレにとっての神様は、いつだって幸せだと口にする。世界を感じ取れること、自分の心(居場所)があることを幸せだと言う。そんな神様は最近自分の居場所に引きこもりで。世界を眺めてブツブツと疑問を汲んでは零す日々を送ってる。この間、神様がまた疑問を零してた。「誰かの心に神はちゃんといるのだろうか。その神は自分がいる世界を愛しているだろうか。その神は幸せを口にするのだろうか」とか。そうやって汲み上げた疑問を自分がデッサンした世界の上に零してた。零れた疑問の津波に襲われ崩れていく世界を見て、「そうだよな。そうなるよな。ごめんよ」とか言っていた。
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2011-03-15 18:51

 空竜/BUN


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