【PFⅤ】代償【独立師団ファレノプシス】

――何も知らなかった鬼は、自身が生まれた大地・初めての仲間の為に、力を限界以上に発揮し、その命を散らそうとした。しかし、仲間が自分の事を『想って』いた事が頭に過ぎり、血を吐き出しながら涙を流す。『―――生きたい…!!』　その心からの願いが、鬼の子に奇跡を起こした。　■色々有りまして、投稿が遅くなりました…!!第Ⅲ章、最後の投稿で死亡フラグのイメレス結果一枚絵です。死に逝く寸前の所でアグニの身体が無意識に力の放出を止めたお陰か、命は失わず、身体が小さくに留まり、フラグ回避が出来ました!!死亡フラグ回避イメレスに参加して頂いた師団の皆様、本当にありがとう御座いました!!　　♦―――生きながらえた鬼の子、だが、失った命の光は戻りはしない。彼の寿命は確実に短くなった。それを忘れないように、彼が力を発揮した際に浮き出た痣は消えはせず、時折血が溢れ出るだろう。しかし、彼はそれを話す事はない。今はただ、自分を想ってくれる仲間の為に生きようと決めたのだから。