【オリジナル漫画】7番目の侵略
2008年秋作品。パロディは控えめであるべきであり大々的に使用するのは許せないという信条の自分でしたが、漫研で1度だけある4ページ限定のお祭り的展示会だったのでハメを外しました。完全にウルトラセブン第8話「狙われた街」で始まります。そこからウルトラマンマックス第24話「狙われない街」を経て「狙われた街」やウルトラセブン第42話「ノンマルトの使者」のようなコペルニクス的転回で終わります。細かいところでは最終回のダンの告白シーンの逆光や、実相寺監督の手法のひとつである水面に映るカメラワーク。また主人公の名前が由利子なのはウルトラQのヒロイン江戸川由利子とウルトラセブンのアンヌ隊員役のひし美ゆり子さんからなど、言い逃れできないほどパロディの塊です。また3P目背景の「故郷亡人難く候」は「狙われない街」のセリフでも使われた、司馬遼太郎の著書・・・のはずだったんですが、「故郷忘じがたく候」の間違いです・・・直したい。世界観は「ブリルブシ」と同じで、エタロス星人は地球を侵略しに来ている宇宙人の1人です。デザインは鳥とマンボウとメトロン星人を足したようなもの。もちろんCV:寺田農(ムスカ)。主人公はブリルブシに属する格闘系キャラで(一応どこかに短刀を隠し持ってます!?)、眼鏡で巨乳でムチムチで露出高めという趣味丸出しデザイン。こういう格好でちゃぶ台前に座らせたかったんですよ!「7番目の侵略」というのは大学に入ってから自分の7個目の作品って意味です。【当初を振り返って】当時自分の中がウルトラマンフィーバーだったので、4ページ企画と相まってこういう形になりました。あともろパクリだったのとポニョを観たあとだったので、ちょっと深みのあるような作品にしようと2重の解釈ができる作品にしてみました。ここ数年での自分の画力の低さを痛感したが面白さは上手さじゃないという点を学漫を通じて感じたので、そういったことを少し。展示会後先輩に丸パクリじゃん!と怒られたがごもっとも。反省してます。でもネタを楽しんでもらおうとかじゃなくて自己満足の塊のような作品なんでいいんだ。「地球の夕焼けは美しいなあ、とりわけ日本の黄昏は。この陰影礼讃が何よりの馳走だな。」
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2011-03-27 02:14
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