【PF5】卑しき赤獅子【三帝決戦】

戦場から少し離れた場所。そこに、銀髪の少女と、赤髪の巨漢が立っていた。
「…あの…」
「辛気臭ェ顔すんじゃねェよメスガキ。総長殿閣下への義理くらいはちゃんと果たしてから死ぬから心配すンな。…ところで、この体はどのくらい保つンだ？」
「…たぶん、…この戦が、終わる頃には…」
赤毛の大男はそれを聞き、どこか満足気な表情を浮かべる。
「へッ、戦が終わるまで、か。そりゃァいいや。そんだけありゃァアッチに連れてく奴をじっくり選ぶくらいの時間はあるじゃねェか。…おい、俺の斧はまだ有るのか？」
「…ここに…。マルコが、『あいつは絶対戻ってくる！』って言って、ずっと取っておいてあったわ」
「そうかい。…ハん、ガキとはいえホレちまいそうだァ！…さーて。」

彼は戦場に響き渡る大声で、叫ぶ。

「おゥ、裏切り者ってのは男か！？女か！？男ならたっぷり掘り絞ってから殺す！女ならただ殺す！…おら、掛かって来いよォ！総長殿閣下の前に、このバルドギース様がじっくりお相手してやらァ！」

■キャラ紹介
【名】復活のバルドギース

　ディーヴァのクラッキングによりドナシュラグ【illust/17666010】の一体の術式構造を書き換え、その中に地獄から引っ張り出してきた魂を注ぎこむ、という荒業により仮初の復活を果たしたバルドギース【illust/16271851】。
　戦闘スタイルは右手に持った斧による攻撃に加え、ゴーレムの性質が残った左手の爪を使った攻撃を用いる。弱点は右目部のコア。

＊最終章が終わると自動的に死亡します。

■名前のみお借りしました：マルコ君【illust/16309715】　ドナシュラグ【illust/17666010】