【PF5】どうかこの手をとって【炎鳥竜の叫び】

この一年の間に、少しずつ昔の記憶を思い出す事が出来た。
その中に、私の造り主である父様から教わった精霊学の知識があった。

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「いいか、アーシャ。　精霊との契約には、精霊魔法を習得する以外にも幾つか目的がある。
　例えば、生まれつき特定の属性の魔力に特化している者の場合、
　その魔力が暴走したり自身に悪影響を及ぼさないように、逆属性の精霊と契約して魔力を制御させる。」
「また、強力な呪術を受けた者の場合、発動を防ぐ目的で呪術の属性と相反する属性の精霊の力を借りる事もある。
　契約した精霊が呪術の負担の一部を担う事で、発動を沈静化させる事が可能だ。」

「……まあ、よほど酷い呪術を受けない限り、お前がそういう形で精霊の世話になる事はないだろうがな。」

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「……父様が教えて下さった事を、まさか逆の立場で実践する日が来るなんて、想像もしていませんでした。」
「成功するかどうかは分かりませんが、私に出来る事はこれぐらいしか思いつきません。」
「レリフォーロ様、私の声が聞こえますか？」
「もし聞こえていましたら、私の手を取ってくださいまし。」

――どうか受け入れて。　そして、私と契約を。


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【illust/17504790】こちらのイメレスバトルへの投稿ですっ。
ええと、内容をかいつまんで説明しますと…レリィ君の呪いを押さえ込む手段として、自分と契約してもらう事を思いついたという内容です。
呪いでぼーぼー燃えちゃってるわけですし、本来は氷精霊の契約がベストなんだとは思いますが、ちょっとぐらいは役に立てるかなと…！

レリィ君に突撃する形で手を伸ばしてますので、もし呪いが解けず元の姿に戻らなかった場合は、アーシャの身体は燃え尽きて消滅という事にさせて頂きます。
あ、死にませんよ！身体無くなってただの精霊になるだけです！

また、契約についても呪いが収まるまでの一時的なもので構いませんし、嫌な場合は蹴っていただければと思っています。

お借りしました：レリィ君【illust/16205837】

問題などございましたらご連絡願いますっ。