目指せ、空

絶えずスモッグを出し続けてそれが地上に溜まり、高いビルのみが空に顔を出している世界。左側で今日の天気を知らせている天気予報機は"上の人間"専用のものであり、"下の人間"、特に『地上人』にはその存在自体認知されていない。今顔を出しているビルも、もはやアンテナのみが顔を出すまでとなったビルの様に、いつ下へ墜ちるかは分からない。今日も人々は空を目指し、スモッグを出し続け、天気予報機はただ空の上で天気を知らせている。――というのが今思いついた話。中学3年生時の僕がどういう意図でこの絵を描いたのかは思い出せない。
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2011-04-04 00:38

 小田キキ


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