あなたの残したもの

先の戦いであまたの将校が戦死した。その1人にルディー・ストーンという人がいた。オレの上司だ・・・・・どんなにに叫んでもあなたは戻らない。大事な物残して・・・・・俺は左手に一人の少女の手を握っていた。この娘はリリー、ルディーさんの一人娘だ。俺はリリーの手を握りながら泣き出した。リリーはオレの顔を不思議そうに見上げた。オレは泣きながらつぶやいた。なんで・・・・「なんであんたはこいつ残して死んじまったんだよ！！あんたがいなくなったらこいつはどうするんだよ!！」オレはそう言うと右手には死ぬ間際に渡されたペンダントを強く握りしめた。ペンダントの中でルディーさんとリリーが笑っていた。