「仲間」

始めから感じていた、心のどこかで。
模写の裏にある渇きを。
減ったペン先の底に潜む悲しみを。
似た者同士。
自分が自分であるために、買った画集の数を数える。
清書で表現できなかったラフ画の声が聞こえてくる。

次回「仲間」。
一足先に自由になった絵師のために。

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2011-05-02 01:34

 永浜夏薫


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