従兄弟には気をつけろ!
(`∀´ )(さっきからなんやのん、あいつ…) ヾ(゚∀゚#ヾ)「オレの権利返しやがれ無能!!」 左がプランタジネット朝リチャード2世(ボルドーのリシャール)、右はランカスター公ジョン・オブ・ゴーントの長子のヘリフォード公にしてダービー伯ヘンリー・ボリンブローク(ヘンリー・ボリングブルックとも。要するに出生地なのでボリンブロークのヘンリーということである)。二人は数ヶ月違いで同年の従兄弟同士。ヘリフォード公ヘンリーはないがしろにされる(少なくともヘンリーにとってはそう見えた)父ジョン・オブ・ゴーントを見て育ったせいか従兄のリチャード2世と折り合いがとても悪く、何度も王権を脅かす行動をとって危険人物扱いされていた。そしてリチャード2世はヘリフォード公ヘンリーとノーフォーク公トマス・モウブレーの私闘→決闘による裁判沙汰に発展したのを好機とみて両名を追放刑に処した。ただでさえ厄介な従弟を国外に追い払うことができたうえにヘリフォード公の父ジョン・オブ・ゴーントの病死も重なり、これ幸いとランカスター公領を接収し王領に組み込むことにする。後顧の憂いもなくなったと安心しきったリチャード2世はアイルランド遠征に赴くのだが…リシャールさん、後ろ後ろー!
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2011-07-01 16:23
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