【PixivFairy育成企画】帽子屋さんちの子【妖精誕生】
帽子屋の日記■■今日は生憎の雨だった。だから俺は朝からすこぶる機嫌が悪かった。ただでさえくるくるバネみたいに巻いている髪が、さらにバカみたいになるからだ。忌々しい湿気に悪態をつきながらコーヒーとしけった食パンを胃に流し込み、いつものように作業を始めようとして、更に気にいらない事が起こっている事に気付いた。
マチ針が一本無くなっていた。いつも必ず点検して数を数えているから、針が自分で動かない限り無くなる事はない。おかしな泥棒か、鼠でも出たかと舌打ちをして辺りを探して、それに気付いた。驚いた。出しっぱなしの針山の上に小さな女の子が横たわっていたのだ。どうやら最近巷で噂になっている妖精という奴らしかった。おとぎ話を信じる歳でも無いとバカにしていたが、なんともまあ、世の中には奇妙な事があるものだ。そのままというのも何だったので、人形用の服を着せてやった。妖精は始終キョトンとしていた。さて、これからどうしようか。取り敢えず、名前でもゆっくり考えようと思う。■■企画様【illust/18916954】妖精の子を育てようという企画です!かなりゆっくりになる予感がしていますが、のんびり参加させていただきたいと思います。
マチ針が一本無くなっていた。いつも必ず点検して数を数えているから、針が自分で動かない限り無くなる事はない。おかしな泥棒か、鼠でも出たかと舌打ちをして辺りを探して、それに気付いた。驚いた。出しっぱなしの針山の上に小さな女の子が横たわっていたのだ。どうやら最近巷で噂になっている妖精という奴らしかった。おとぎ話を信じる歳でも無いとバカにしていたが、なんともまあ、世の中には奇妙な事があるものだ。そのままというのも何だったので、人形用の服を着せてやった。妖精は始終キョトンとしていた。さて、これからどうしようか。取り敢えず、名前でもゆっくり考えようと思う。■■企画様【illust/18916954】妖精の子を育てようという企画です!かなりゆっくりになる予感がしていますが、のんびり参加させていただきたいと思います。
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2011-07-03 21:36
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