甘藍畠(Z115-G61-H18)
「猫」を利用致しましたが和田慎二先生追悼画第5節で御座います。此の一篇及び続編足る「キャベツ畑を通りぬけて・・・・・・」も和田作品を語る上で外し難き要素を構築して居様かと存じます。さてさて話に因りますと実在のアリス・リデル嬢は金髪ではいらっしゃら無かったとの事で御座いますが、より今日的な創作者的観点を考慮致しますれば其れは然程に大きな問題では無かろうかと存じます。例えば何か漫画原作をアニメ化するに際して、トーンで表現されて居るキャラの髪を緑色に設定したりピンク頭としてデザインされたりする件は間々在る事。亦、俳優等をモデルにしたキャラも世に少なからず点在して居りますが何らかのデフォルメが施されて居る例も屡見受けられます。或る意味、モデルとキャラを同一視する事は現実と空想の区別が附か無い状態と大差無いのやも知れませぬ。いやはや取り敢えず余談と云う事にして置くよ。では本筋に入ろうかね・・・等と云って正面に語った例も無い様な気も致しまするが、はて、まあ「枕草子」にも綴られて居る如く小さきモノは皆可愛いと云う見解は、老若男女に共通の真理かと存じます。そして「少女時代の美」とは期間限定故の輝きでしょうね。端的に云えば枯れぬ花なぞ在り得ぬのさ。然ふ将に花よ。例えば河原に咲く桜を茣蓙等敷いて一杯飲り乍ら眺めるのは許容範囲だが枝を折って花を散らす様な振る舞いは沙汰の限りと心得よ。まあ解かって居る筈の事なのでしょうが頭で理解したからと云って必ずしも心に刻まれて居るとは限ら無いのも現実的な通例で御座いましょう哉。さてもあれ哉是哉と語りつつも、どれ程伝わったか不明為れど、まあ所謂サブカルチャー的な論点からの意見は出尽くして居る様な気も致します。或いは先般来の条例に関連して無駄に多く語られ過ぎたと云う可きかしら。さて千字は存外短いので言葉足らぬ事かと存じますが先に述べた様にモデルと寸分狂わぬキャラは成立させ難い。逆も亦然り。架空のキャラへの愛着を実在の人物に投影しようとしても理想通りには参らぬものぞ。其れは寧ろ前提条件哉。さて相変わらず前置きで大半が占められましたが、窮極的には年少者へ真剣に想いを寄せても周囲から歓迎される事は稀でしょうな。障害の大きさに比例して愛も深まる側面も在ろうが、妄執を押し付ける事無く愛情を注ぎたい。境界は何処か?数学者でも在ったドジスン先生は果たして解答を得たの哉?
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2011-07-21 16:34
Comments (3)
むぉ、何と寄稿から既に4年9ヶ月が経過して居りますが評価が加点されて70点に達しました。尚、閲覧数261。亦、「エプロンドレス」タグの追加を忝し。いや永遠の少女像を追い求め続けるのも一つの美学で御座いましょうかしらね?近年は規制強化の一途を辿って居りますが、探求心は不滅で在ろう。
むぉ、何と寄稿から既に1年3ヶ月以上が経過して居りまするが評価が加点されて60点に達しました。閲覧数127。いや通常の検索でヒットする様なタグじゃ御座いませぬ故、非常に嬉しいですわ。しかもキャプションとか軽くドン退きな気も致しますけど其れでも尚、クリックして戴けた御心に感謝です。
な、何とォ寄稿から4ヶ月以上経過して居るにも拘らず更に評価が増えるとは!しかも作品的には比較的隠れた漫画故に非常に嬉しいですわ。まあキャラ的な知名度は高いのは事実ですが特にタグ等を追加して居らぬ状況で此の1枚に辿り着いて戴けた件は感涙に価しますわ。稚けなき彼女達に愛されたら至福。