Into The Twilight

疲れ果てた時の、疲れた心よ、
善悪の綱をきっぱりと切って、来い、
再び笑え、心よ、灰色の薄明のなかで。
お前のアイレは、いつまでも若い、
露はいつも輝いて、薄明は灰色だ、
中傷の火に焼かれながら、
希望はなく、愛も失われていくけれど。
来い、心よ、丘が丘に重なるところへ、
そこには、虚ろな森と、丘をなす森の、
神秘的な兄弟たちがいる、
そこでは変わっていく月がその意思を遂げ、
神は佇んで寂しい角笛を吹き、
「時」と「この世」とはいつも飛び去り、
愛よりも灰色の薄明が優しく、
希望よりも朝の露が親しいところなのだ。
W・B・Yeats, Into The Twilight

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2011-10-03 15:08

 Elise


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