勲章佩用例

　日本皇国の姫君の一人であり私の看板お姫様の一人でもある有璃紗姫を例にとって勲章の名称とどのように佩用しているかを挙げてみた。
　因みに日本皇国と銘打っていることからもわかるように一部名称や勲章などに架空の設定が含まれている。
　最高峰ともなるとこんなにも煌びやかになるのだという一例。
　特に金鵄勲章の授与の多さが際立っているが、金鵄勲章は他の勲章と違い八等級ではなく当初七等級しかなかったことからも特別な意味合いを持っており、主に軍人が授与対象者であり、また一時金が支給される点でも他の勲章と異なっている。
　因みに階級によって授与等級が決まっており、兵士が功七級から五級まで、下士官が功七級から四級まで、准士官及び尉官が功五級から三級まで、佐官が功四級から二級まで、将官が功三級から一級までとなっている。
　授与未経験者で特に傑出した戦功を挙げた者は一級上の金鵄勲章が授与された。また、功七級でもなかなかもらえるものではなく、第二次大戦時の授与者は二万人ほどであった。なので兵士が金鵄勲章を授与されると兵営などで士官のほうが先に敬礼するほど一目置かれるほどであったという。
　そして功一級の授与者はその任務の重要性と戦功のわかりやすさからか空軍が圧倒的でに多く第二次大戦時の授与者総数155名のうち約三割弱にあたる45名が授与されている。
　その後戦局の推移につれ功一級でも複数授与者が出るなど戦功に釣り合わないケースも出始めたことから急遽功特級が制定され、その授与者第一号が有璃紗姫であった。功特級は一回り大きいことと、専用の大綬と正章が用意される。また、副章は左でも右でもどちらでもよい。
　他にも軍人以外の授与対象者としては国防大臣が功三級から一級まで、宮内大臣が功二級、外務大臣がが功四級から二級まで、内務大臣が功四級から三級までとなっている。また、授与者が皇族の場合一時金はもらえない。
　授与者が兵士の場合一時金の支給は少ないが、代わりに軍人恩給への上乗せがある。