おとなごっこ
大人に憧れる少女は母の紅を勝手に借りて友人と遊んだ。飾り気の無い友人に紅を差したとき、少女は気付いた。少女を信じて目を瞑り、顔を差し出す友人の美しさに。少女は初めて友人を意識した。そしてこの瞬間を自分のものにしたかったが、それが出来ないことに、少女は悲壮を覚えた。
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2011-10-14 07:03
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