【PFW&K】打ち勝った者【剣】

ゴーレムや装甲蟲に囲われた仲間を逃がすべく殿を務めたエチル。連戦に次ぐ連戦で疲弊した彼女に装甲蟲の顎が迫った途端、その右目が金色に光った。刹那、装甲蟲が木っ端微塵に切り刻まれた。エチルに埋め込まれた「核」と呼ばれる宝石、それは「王」の力の欠片にして細胞。これを埋め込まれた人間は記憶と人格を失い試練を課せられ、それに打ち勝った者は人知を超える超常の力を手にするのだ。そして、エチルはその試練に打ち勝った。だが、その力は「王」の存在しない世界にとって異物でしかなく、幾多の世界から幾千もの戦士が集められる「灰の掌」においてもそれは例外ではない。その圧倒的な力を使えば使う程、引き出せば引き出す程に彼女は世界から「拒絶」されるのだ。それを知っても尚、彼女は力を使う。“今度こそ”仲間を護る為に。　　■エチル最後の覚醒。属性は大地。象徴は剣。代償は流浪（孤独）。本来の世界ではなく異界での覚醒故に、その世界の理と違う「王」の力を使えば使う程その世界から拒絶され、全否定されると同時に別世界へ飛ばされる。　■そんなわけで最後の戦いに向けて最後の力を振り絞ります。