彼岸花

ふと何気なく田んぼのあぜ道を眺めると、燃えんばかりに赤く咲き誇る彼岸花が咲いていた。その様は何者にも染まらない孤高さを醸し出しているようで、どこか寂しそうで。不気味な花だと言う人もいるけど、美しい花だと思う。美しく、誇り高く、だけどどこか寂しそうで、儚げで。そんな彼岸花が好きで、気がつけばこんなものを描いていた。　彼岸花はもう枯れてしまったけど、来年もまたひょっこりと咲き誇る。命は土の中でまだ生きている。　彼女は、そんな不思議な花を自分なりに現してみた。数多に咲けど、決して他と調和する事の無い彼女、どうか好きになってあげてくれませんか・・・？　■彼岸花の精霊って名目で描いたヤツなんだけど、精霊らしさも彼岸花らしさもあまり見当たらないって言うか、これじゃただの擬人化（？）じゃないかorz