【青エク】夜燐は百合百合しい【腐向け】

夜、任務から疲れて帰ってくると見事な百合たちがその白さを競うように僕のベッドの上で咲き誇っていた。僕も大概疲れている、そう思って一旦部屋を出て標識に書かれた部屋の番号を一度確認する、それでも満足できなくて眼鏡を外して丁寧にフロスをかけ直し汚れ一つない眼鏡でもう一度確認してから602号室のドアを開けた・・・。すると見慣れた青が僕を見据えて熱で潤んだ瞳で助けを求める。ああ兄さんそんな目で訴えても僕はこの場から動くことすら叶わず白百合より瑞々しいその二つの肢体と、その合間からいく筋も零れ落ちる雫に見惚れて指の一本すら動かせないなんて! こんなことでは天国にいるはずの神父さんに申し訳が立たない、何とか兄さんからあの見知らぬ赤目の白百合から引き剥がさねばと僕が動くより先に、兄とよく似た顔の男が僕を上から下までゆったりと眺める。やがて男は僕の腰に目を留めるとさも楽しげに瞳を吊り上げ兄に耳打ちした。かと思えば今度は、その長い指先でゆらりゆらりと手招き僕の心を狭いシーツの海に引き込んだ。
   ■追記:タグいじりありがとうございます! 通常運転タグが増えてなにこれタグまで嬉しいwww

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2011-11-02 21:04

 みやま


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