血刀 雪斬

春分も過ぎたので、もう雪も降らないだろうという事で、名残り雪的一枚です。
そして今まで描いていたのは、実は夏服だったのです…。(蓮は夏の華なので、違和感を持っていた方も…)冬場はこのイラストの緋色の袷の着物に白い変形羽織が太刀合い装束です。

あと、アップも二桁ということで少し話を進めます。

関東でも古参にして強大な侠客の組。それが獅士堂の家です。獅士堂緋蓮は代々その頭梁に受け継がれる字名。
姐さんは現二十六代目の頭であるわけです。
また、姐さんの振るう刀もまた、獅士堂に受け継がれて来た伝家の宝刀。
銘を血刀(ちがたな)・雪斬(ゆきり)。大政奉還の祝詞とともに行われた奉刀の儀において奉られた、禁じられた妖刀。その性は御神木から創られた吸血木刀。
斬ったモノの血を取り込み、切れ味と硬度と重量を増す。斬り伏せた躯は血を流さないという。その躯の数とその重みが、獅士堂の歴史であり、血刀はその頭梁の証しである。

追記:3/24に金沢で僅かながら、降雪を確認。 ▲羽織、というか着物の脇のところが和服じゃないですね。勉強不足でした。すみません。

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2012-03-22 21:28

 刀史郎@小説&ファンアート


Comments (2)

コメ有難うございます!>ライオン(獅子)の眼光にいすくむ、と云うのがありますが、姐さんと太刀合った者は、まさにそれ。勝てる気がしない。どころか、命の危機をまざまざと感じます。

麦@このは屋 2012-03-23 19:08

姐さんかっこよすぎ。最初から全く勝てる気がしません。

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