【PFSR】詠み巡り 黄泉下り
◆こちら【illust/28126446】の対のようなもの
◇いつの間にか意識を失ったらしい俺は、夢の中を彷徨っていた。夢というよりも走馬灯、今までを遡り下るものだった。
やがて底へと辿りついた時、目の前に俺と同じ顔をした人物が現れる。「この先に進めばお前は全てを得るだろう。だがいずれも人の身には過ぎたるものである。心身共に食い潰されるかもしれない。
「それでも進むことを望むか」
俺と同じ、だけれど遥かに威厳のある声色で彼は言う。
…迷いはある。恐怖もある。けれど進まなければならない。多分これは、俺たちの母親が…カミサマがくれた、最初で最後の機会なんだ。
…心を決めて頷けば、彼が無言で手を差し伸べてくる。ここに着くまでに巡ってきた記憶を胸に刻みながら、その手を取り輪廻の先へと下った。
◆補足:アガートは力ある精霊の転生した姿ですが、精霊分は魂だけで体は人間なので色々と不備があります。命にかかわるのでがっちり封印されてたんですけど、神獣化のあれこれの際、カミサマに新しい力を貰った反動で滑り込んだ、っていう流れです。
◆俺たちの家マシロノテンプル【illust/26892267】
◇ロゴお借りしました!【illust/26927706】
◆いつものアガノア【illust/26990398】
◇◆企画元様:pixivファンタジアSR【illust/26890887】
◇いつの間にか意識を失ったらしい俺は、夢の中を彷徨っていた。夢というよりも走馬灯、今までを遡り下るものだった。
やがて底へと辿りついた時、目の前に俺と同じ顔をした人物が現れる。「この先に進めばお前は全てを得るだろう。だがいずれも人の身には過ぎたるものである。心身共に食い潰されるかもしれない。
「それでも進むことを望むか」
俺と同じ、だけれど遥かに威厳のある声色で彼は言う。
…迷いはある。恐怖もある。けれど進まなければならない。多分これは、俺たちの母親が…カミサマがくれた、最初で最後の機会なんだ。
…心を決めて頷けば、彼が無言で手を差し伸べてくる。ここに着くまでに巡ってきた記憶を胸に刻みながら、その手を取り輪廻の先へと下った。
◆補足:アガートは力ある精霊の転生した姿ですが、精霊分は魂だけで体は人間なので色々と不備があります。命にかかわるのでがっちり封印されてたんですけど、神獣化のあれこれの際、カミサマに新しい力を貰った反動で滑り込んだ、っていう流れです。
◆俺たちの家マシロノテンプル【illust/26892267】
◇ロゴお借りしました!【illust/26927706】
◆いつものアガノア【illust/26990398】
◇◆企画元様:pixivファンタジアSR【illust/26890887】
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2012-06-30 01:38
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