ぼくはきみが大好きさ！

主張しなきゃ誰にも解ってもらえない成長星史×ひかるな落書。物心ついた頃から一緒にいるのが当たり前の姉弟みたいな二人。でもさすがに高校は別々に進学して、四六時中一緒ではなくなった。だからといって別に疎遠になったわけじゃないし、相変わらず『つくし』に食べに行くので、顔も合わせれば軽口もたたきあう。なのになんか物足りなさを感じてる星史。理由はわからず、なんとなくもやもやしてたら、春雄達からひかるが学校で足を怪我したと聞いた。それなら自転車で送り迎えしてやると、いつになくお節介をやいてみた。学校も違うのにさすがに悪いと断るひかるを半ば強引に説き伏せ、苦手な早起きも頑張って、久しぶりに一緒に登校してみたら,もやもやの正体が理解できた。ああ、そうか”ひかる”が足りなかったんだ！気付いたらなんだか無性に嬉しくなって、あの時感じた”故郷の風”が吹きぬけていった気がした。今、すっごくダガーンに報告したいな！とか思いながら、いつもの海岸線を二人で自転車で駆け抜けて行っている。そんな妄想さ！