とある憲兵の記憶
久々の皇軍絵。今回は、明治末期に軍人だった高祖父の遺影を模写してみました。余り自慢出来そうもない話ですが、僕の高祖父はソウルで憲兵をしておりました。子供の頃から祖父母の実家に行くたび、仏壇の彼の遺影を見てきましたが、この前のお盆で行った際、遺影としてトリミングする前の全体の写真を見せてもらい、軍服絵の身近なモデルとして描いてみました。◆明治45年~大正元年頃の撮影と思われます。官帽のクラウン部がぺしゃんこだったり、ポケットの位置がかなり下の方にある等、四五式(もとい三八式?)軍衣の初期の特徴が伺えます。勲章は一番左のものが長らく分かりませんでしたが、最近大韓帝国の「勲八等八卦章」http://ko.wikipedia.org/wiki/%ED%8C%94%EA%B4%98%EC%9E%A5_%ED%9B%88%EC%9E%A5である事が分かりました。記念章もリボンの模様が日本のものとは一致しない為、大韓帝国のものである可能性が高いです。◆この写真は婚約写真と思われますが、高祖父はこの直後、憲兵を突然辞めてしまいます。曽祖父が中学生に上がる前に亡くなり、彼のことを知る人物も全く居ない為、どうしてこの様な事を行ったかは一切分かりません。あくまで僕の想像に過ぎませんが、恐らく彼は憲兵という汚れ役を演じる事に耐えられなくなったのではないかと思います。写真の中の彼は、いかにも軍人らしい剽悍な顔立ちをしていましたが、その表情は何処か寂しそうにも見えました。◆キャラは、マイピクの不完全燃焼様のオリキャラを使わせて頂きました。アリシャス!
軍服
military uniform
皇軍
kougunn
大韓帝国
Korean Empire
憲兵
military police
八剣弥生
遺影
iei
サーベル
sabre
軍刀
military sword
明治
meiji
帝国陸軍
teikokurikugunn
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36
2517
2012-08-14 14:10
Comments (8)
fedora様> コメント有難う御座います。何も謝る事はありませんぞ。先祖がどうであれ、事実は事実ですから、我々もきちんとそこは割り切っております。
林田唖然様> コメント有難う御座います。まあ通じなかったと言うより、押し付けていたと言う所も多少はあったと思います。まあでもfedoraさんのおっしゃる様に、それが良い結果になったものも沢山あるんですけれどもね。
不完全燃焼様> ありがとうございます。こちらもそう言って頂けて嬉しいです。
ご先祖様は憲兵でしたか…。私の憲兵批判が遼東半島さんを傷つけてしまっていたら、申し訳ありません。こと朝鮮半島では日帝が悪く言われがちですが…街に電車やビルを作ったのも、彼らの悪習を無くしたのも、教育を広めたのもその日帝だったんですがねえ。
蛮地で憲兵か・・・さぞかし大変だったろう 日本の常識が通用しないからな
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