ソロモン72柱　No.46……ビフロンス

ソロモン72柱より序列46番、死者の伯爵ことビフロンスをキャラ化。もう人のような欠片も無いな子のお方……。　6とも26とも、あるいは62か60ともいわれる悪霊軍団を支配しています。召喚されると形容しがたい怪物の姿で出現するそうです。召喚者が命じるまでは人の姿にならないそうです。召喚者に占星術、幾何学を教授することが出来、また、望めば宝石と樹木、ハーブの効能を伝授するという。愚行、無礼、浪費と執着を司ります。
古来、ビフロンスは墓の上に蝋燭の火を燈すと伝えられていて、この事柄はビフ
ロンスがネクロマンシー能力に優れていることを示しています。この為、ビフロン
スは魔術師の興味を集め、特に生と死の秘密を探求する魔術師や死霊術師達の支
持を欲しいままにしていたらしいです。
また、ビフロンスは死霊術だけではなく幻術にも長けていて、召喚者が望めば見た者の精神を破壊する程おぞましい幻影を作り出すことが可能です。召喚者が望めばこの能力は召喚者の手中に収まるのですが、しかし、その幻影は召喚者自身も目撃してしまう事を忘れちゃいけません。という事は絶対召喚者も破滅してますよねコレ。
このビフロンスさんですが、本来は古代ローマまで奉じられていた門の神・ヤヌスと同一の存在だそうで、別名ヤヌス・ビフロンスともいうそうです。”二つの顔を持つヤヌス”という意味でローマでは重要な神だとか。 前後に顔のある男の姿で現され、左手に鍵を、右手にしゃくを持ち、 農耕、出産、出生などの人生において重要な出来事の始まりを司り、また、終わりと始まり、原初と文明、田舎と都市、平和と戦争などの移行を象徴する神です。ちなみに1月の英名、Januaryはこのヤヌス神からとられています。ビフロンスの怪物性は、門の化身かつ両面だったヤヌス・ ビフロンスの2面性にも由来しているらしいです。