【命の系譜】春告げ鳥のカテリーナ【第1世代】
【命の系譜】(illust/29080459)にまったり参加致します!
◆◆◆【暦告げ(れきつげ)の民】
暦に従い「詩」を謡って四季を呼び、その訪れを告げる天使の一族。
各地の上空の浮遊島に小さな村々を持ち、音楽を奏でて暮らしている。
一族特有の星屑の浮かぶガラス盤の光輪は、四季を呼べば呼ぶほどに色の深みを増していく。
雪解けを誘い春を告げ、夏を言祝ぐ薫風を吹き、
豊穣の秋には稔りを授け、六花を雪ぎ玄冬の微睡みを与える。
彼らの四季を呼ぶ「詩」は文字通り天上の調べと謳われるほど美しく、
男女共に聴く者を虜にする稀なる美声を持つゆえに、
一昔前には愛玩の目的で多くの民が人狩りに遭い、絶滅の一途を辿ることに。
しかし天上の調べと名高いその「詩」は、年に四度の暦告げの祭事の期間か、
己と契った伴侶の幸福を祈るためにしか謡うことができぬものであり、
幾ら金銭を詰まれようと、手酷い暴力に晒されようと、
普段は力を持たぬ普通の歌しか口にはできない。
◆
一族全体として歌舞音曲を好み、芸術に秀でている者が多い。
基本的に鷹揚で柔和な一族であり、争いごとを大変苦手としているため代を経ては乱獲されていた。
が、そのあまりに酷い乱獲を断つために、百余年ほど前には粛清と称し、
四季を呼ばずに一処には夏を、一処には冬を留めて一部の地域に大飢饉を起こしたとも云われており、
いざというときは鷹揚さをかなぐり捨て、天使という生きものらしく審判を下すことも。
寿命は人と変わらず90年程度だが、青年期の美しい容貌のまま老いは止まる。
彼らは死期を悟ると白い鳥の姿へと変わり、天高くに羽ばたいていく。
体は徐々に鉱質なものとなり、やがて羽ばたきながら砕け散り、
そうして風に乗って天へと還るという。
歌声の最盛期は10代後半~40代半ばあたり。
当主の交代は歌声の最盛期に合わせて行われる。
◆◆◆カテリーナ
28歳/168cm(+7cmヒール)
四季を呼ぶ「詩」の中でも、特に春の「詩」の美しさに定評があるため、
当主を継いだ折に「春告げ鳥」の名を貰った。
一族内では歴代でも屈指の歌姫。
激減した一族の人口を回復させ一定数に保てるよう、他種族との混血を試みることになり、
取り敢えずまずは当主の自分から、と婿殿を探すために外界へと降りてきた。
浮遊島育ちのためやや世間知らず。おっとり。よく小鳥にたかられる。
◆
其の乙女が謡い賜えば、春雷が鳴るや里雪はあえかに雪消(ゆきげ)を迎え、
清らなせせらぎへと粧いを転じて、ゆるりと苗代へ流れ込む。
枯れた枝々には小さな蕾が綻び、夢虫がかんばせを覗かせはじめて、
十日も経てばその詩が木魂す大土(おおつち)は、
鳥たちが歓喜に囀り回り、満開の花々が誇らし気な、至上の春を招き入れる。
◆◆◆お声をかけて下さった皆さまに、感謝申し上げます。
9/22 素敵な婿殿にお嫁に参ります。
愛しい止り木、ソウジュさん(illust/30207050)
「ふふっ。ねぇ婿殿。ただそっと寄り添うだけだとしても、わたくしは誰より高らかに、この幸福を謡えましょうや」
「ええ、…ええ。どう足掻こうとわたくし、あなたの眠る大地には還れませぬもの。それだけがどうにも…寂しゅうございますなぁ…」
「ですからソウジュ。最初で最期の口付けは、どうかずっと…、先の春に致しましょう」
◆DR、IR、女子Rありがとうございました
◆10/27キャプション編集
◆◆◆【暦告げ(れきつげ)の民】
暦に従い「詩」を謡って四季を呼び、その訪れを告げる天使の一族。
各地の上空の浮遊島に小さな村々を持ち、音楽を奏でて暮らしている。
一族特有の星屑の浮かぶガラス盤の光輪は、四季を呼べば呼ぶほどに色の深みを増していく。
雪解けを誘い春を告げ、夏を言祝ぐ薫風を吹き、
豊穣の秋には稔りを授け、六花を雪ぎ玄冬の微睡みを与える。
彼らの四季を呼ぶ「詩」は文字通り天上の調べと謳われるほど美しく、
男女共に聴く者を虜にする稀なる美声を持つゆえに、
一昔前には愛玩の目的で多くの民が人狩りに遭い、絶滅の一途を辿ることに。
しかし天上の調べと名高いその「詩」は、年に四度の暦告げの祭事の期間か、
己と契った伴侶の幸福を祈るためにしか謡うことができぬものであり、
幾ら金銭を詰まれようと、手酷い暴力に晒されようと、
普段は力を持たぬ普通の歌しか口にはできない。
◆
一族全体として歌舞音曲を好み、芸術に秀でている者が多い。
基本的に鷹揚で柔和な一族であり、争いごとを大変苦手としているため代を経ては乱獲されていた。
が、そのあまりに酷い乱獲を断つために、百余年ほど前には粛清と称し、
四季を呼ばずに一処には夏を、一処には冬を留めて一部の地域に大飢饉を起こしたとも云われており、
いざというときは鷹揚さをかなぐり捨て、天使という生きものらしく審判を下すことも。
寿命は人と変わらず90年程度だが、青年期の美しい容貌のまま老いは止まる。
彼らは死期を悟ると白い鳥の姿へと変わり、天高くに羽ばたいていく。
体は徐々に鉱質なものとなり、やがて羽ばたきながら砕け散り、
そうして風に乗って天へと還るという。
歌声の最盛期は10代後半~40代半ばあたり。
当主の交代は歌声の最盛期に合わせて行われる。
◆◆◆カテリーナ
28歳/168cm(+7cmヒール)
四季を呼ぶ「詩」の中でも、特に春の「詩」の美しさに定評があるため、
当主を継いだ折に「春告げ鳥」の名を貰った。
一族内では歴代でも屈指の歌姫。
激減した一族の人口を回復させ一定数に保てるよう、他種族との混血を試みることになり、
取り敢えずまずは当主の自分から、と婿殿を探すために外界へと降りてきた。
浮遊島育ちのためやや世間知らず。おっとり。よく小鳥にたかられる。
◆
其の乙女が謡い賜えば、春雷が鳴るや里雪はあえかに雪消(ゆきげ)を迎え、
清らなせせらぎへと粧いを転じて、ゆるりと苗代へ流れ込む。
枯れた枝々には小さな蕾が綻び、夢虫がかんばせを覗かせはじめて、
十日も経てばその詩が木魂す大土(おおつち)は、
鳥たちが歓喜に囀り回り、満開の花々が誇らし気な、至上の春を招き入れる。
◆◆◆お声をかけて下さった皆さまに、感謝申し上げます。
9/22 素敵な婿殿にお嫁に参ります。
愛しい止り木、ソウジュさん(illust/30207050)
「ふふっ。ねぇ婿殿。ただそっと寄り添うだけだとしても、わたくしは誰より高らかに、この幸福を謡えましょうや」
「ええ、…ええ。どう足掻こうとわたくし、あなたの眠る大地には還れませぬもの。それだけがどうにも…寂しゅうございますなぁ…」
「ですからソウジュ。最初で最期の口付けは、どうかずっと…、先の春に致しましょう」
◆DR、IR、女子Rありがとうございました
◆10/27キャプション編集
【命の系譜】
[Genealogy of Life]
【命の系譜】女性
【命の系譜】第1世代
【命の系譜】婚姻済み
[Genealogy of Life] Already married
デーメーテールの謡い鳥
CV:志方あきこ
装飾的
soushokuteki
アール・ヌーヴォー
a-runu-vo-
命の系譜100users入り
女神
goddess
206
352
7860
2012-09-18 06:13
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