無題
あるところに、名もなき小鳥がいました。小鳥は大空を見上げ、いつかこの空を自由に飛びまわりたいと、切に願っていました。小鳥は一生懸命羽ばたくのですが、全く飛び上がることができません。あんなに憧れていた大空は、ずっと遠くに見えるままです。小鳥の仲間たちは、どんどん成長し、空に舞い上がって行きます。自分だけは、飛ぶことができません。小鳥のきれいな鳴き声は、悲嘆とも咆哮とも言えるような、醜いものに変わって行きました。そんな小鳥には、不気味がって誰も近寄りません。今日も空には、たくさんの鳥が舞っています。その小鳥を除いて。
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2012-11-14 20:02
Comments (6)
>六尺猫さん どもですー。私は作風がこんな感じなので、少し違う方向でも描きたくなって発作的に作っちゃいました。
>月城 雪斗さん どもですー。年に数回、こういう感傷的なのを描きたくなります。日常生活で寂しさを感じてこうなることが多いです。すぐに元に戻りますけど(汗
>いなカモさん どもですー。オリキャラの世界観ですか。これも脳内にしかないので絵にしたいなぁと思ってます。
キャプションのストーリーにとても惹かれました。その後、小鳥はどんな運命を辿るのか?と、想像を掻き立ててくれますね!イラストも風を感じる爽やかなイメージとストーリーの悲しさを併せ持って素敵です!
飛べない小鳥の気持ちが少しわかる気がします!何かをしたくてもできない・・!自分だけ取り残されていくんじゃないか・・!僕もそうですが今も昔も多くの人がこういう気持ちを持っていると思います!切ないです・・!でもだからこそ飛べない事をこの小鳥に乗り越えてもらいたい!頑張ってもらいたい・
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