セラコム車体解説 No.15/14000形電車 悲運の異端児
京神高速鉄道では78年から13000形を導入し、また11000形についても幾度もの改修工事を行って車両を維持していたが、12000形も含めてこれらは全て鋼製車体であったため、特に11000形の初期車などでは腐食が目立つようになっていた。そんな京神であったが90年代に入りいよいよステンレス車両の導入に踏み切る事となる。この14000形は1999年に先行試作車が出た後、2000年〜2004年にかけて全28編成が製造され、このうち後期車では一部にJR東日本のE231系と同様の部品を使用している。日本車輌製で、同社標準の「ブロック工法」によって作られた車両である。この車両から、京神の新製車は全て幅広車体になった。この形式の最大のポイントは、ライト類の配置で、尾灯と前照灯を縦に配置した結果、どことなくJR西日本の223系を思わせるようなスタイルとなった。また、当形式は様々な点において従来車とは異なる試験的要素を取り入れており、前照灯のHID採用やボルスタレス台車の採用。そして何と言っても外観上目につくのが 4 6 7 6 4 の座席配置と、それに準ずる扉間距離の採用である。 現在の運用はその特異なドア配置などからかなりの制約を受け、京神時代の主な活躍の場であった首都線系統では新橋まで運用出来るものの、全線運用は一部の駅に整備したホームドアなどの関係で不可能となっている。このため、それら制約をあまり受けない小田原線系統で活躍をしている。
オリジナル
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鉄道
railway
電車
train
架空鉄道
imaginary railways
セラコム[首都急電鉄]
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セラコム
側面画
京神高速鉄道
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デザイン
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2012-12-18 22:21
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