王たる器

自分の強さは皆と等身大に並んで打ち解けられること　

そのことにようやく気づいた天馬だった　

アーサー王「ようやく気づいたか　すぐれた王がいて　すぐれた国になるのではない　王とその王に仕えしもの　お互いが想い、支えあうことこそが強さの秘密なのだ　お前たちの強さは技術の高さではない『絆』こそがお前たちの本当の強さなのだ」

茜「どうして最初から言わなかったの？」

アーサー王「それでは人は成長はせぬからな　仲間と互いに切磋琢磨してこそ成長できるのだ　それをわかっておるものもいるようだ　本当によき仲間を持ったな松風天馬よ」

倉間「・・・」

茜「そこまで天馬くんの素質を見抜くなんてさすがアーサー王！全ては予想していたってことね♪」

アーサー王「ふう・・といっても少しは肝を冷やしたがな・・さすがにわしも緊張したせいかのどが渇いた」

茜「じゃ飲み物出してあげる　ジュース、シークアーサー、さんぴんチャー♪はい　どうぞ」

アーサー王「かたじけない　ゴクゴク　うまい　何だか体が熱くなってきた　円卓の騎士を率いるものとして黙って見てるばかりでは王の名折れ　私も戦うぞ！！『アーサー王のきらきらイリュージョン』じゃー！！」

マサキ「イリュージョン関係ねーし！何飲ませたんすか！？」

茜「いっけなーい　これ水じゃなくてぶどう酒だったわ　ま　いっか　テヘヘ　ペロ☆」

マサキ「いっか　じゃねーよ！」

ワンダバ「よーし　ではアーサー王と天馬をミキシマックスだー！！」

マサキ「何でこのタイミングで！？つーかお前も飲んだのかよ！」

天馬「ミキシマックスコンプリート！！わーすごいや！体がめらめらと燃えたぎるぞー　ヒック」

茜「あ　お酒まで入ってる」

天馬「食らえ！！これが俺の新しい力『王の剣』だー！！やーくそーくをー　まーもりーたいー♪　そのおもーい　のーせてーつーぱっしるー♪☆ティリ・タ・バミナル☆』」

マサキ「あぶねーよ！！青龍刀じゃねーんだよ　天馬くーん！おい　もう敵味方関係なくやっつけてるじゃんか！！酒乱かよこいつら　これじゃもう誰にも止められないよー！」

輝「これくらいは　予想しないとね　影山ガーディアンシールド！！」

レイ・ルク「緊急事態発生・・」

トーブ「うほほ♪何だかみんな楽しそうだなー　オラもウホウホくっぞ♪　んお！？オメーなんかおもしれーもん頭についてるな　これなんだ？」

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