愛妻家とマリーゴールド

愛妻家の日ということで、魔王夫妻。マリーゴールドの「聖母マリアの黄金の花」という意味と、花言葉が「嫉妬」「別れの悲しみ」「絶望」「信頼」「可憐な愛情」「変わらぬ愛」らしいので、意外にクリーオウっぽいなと思いました。漫画にしようも間に合わず、小説なんて書ける技術もなかったものを、以下キャプションで晒してみる。◆◆◆◆◆朝、まだ着替えも終えてない妻を、外に連れ出して、小さな鉢植えを渡した。小さな黄色のマリーゴールド。学校の花壇に植える分のあまりをいくらか分けて貰ったのものだ。「気に入ったか？」「ええ、とっても！！」可憐な見た目にも関わらず、虫よけにもなるというこの花は、どことなく〝魔王のボディーガード〟と呼ばれてきた目の前の妻を連想させる。自分は幾度となく彼女に守られてきた。―――――（だから、せめてもの感謝の気持ちを込めて、これから花壇に植えるこのマーリーゴールドの水やりくらいは、俺にやらせてほしい）◆◆◆◆◆