ボトムズ。 最後に見た蒼い空。

メカニックを描くとき、ただのカタログデータではなく、その機械が生きているところ、

機械の息吹を表現できるように、というのが道具を描くときの課題、というか

テーマなんです。

この場合、撃たれて壊れていく(死んでいく)メカがテーマです。

死があるから生が映える

っていうテストですね。手ごたえはありました。今後も

生きていることを表現するために壊されていくシーンを描く機会は増えて

いくと思います。

背景の魚眼表現は 私が撃たれて死んでいくとき、最後に見る風景、

を心象的に表現してます。

空も雲も遠く、そして撃ち合いの騒音も遠く、音のない世界に行きつつある

ような。すべての世界に別れを告げ、遠ざかっていくような感覚。

そしてこれから行く空の向こうにはじんわりとした恐怖がよこたわっている。

壊れてるATが主人公なので、もっと大きく描くべきだったんじゃなか、

とも思うのですが、なんかこれ以上おおきくすると全体のバランスとか

空とか崩れるような気がしたので。

14
3
948
2009-03-07 21:49

 ゆいたま


Comments (1)

pixls 2009-04-03 02:09

いかすぜ

Related works