【PFNW】置き去りの神【失われた都】
「何度か“話し”かけてみたが、反応は無かった…あるべきところに還してやりたいが、己ではどうにもな」
「それで、うちの庭師を利用しよう、と?」
「まぁまぁご主人、彷徨っているのはかわいそうだし…精一杯やってみるよ。ね?」
「…まったく!」
遺跡の奥で見つけたのは、闇色の異形に紛れた同族の姿だった。
恐らくはその昔この都に住んでいた者たちに依って生まれたものが、
主人を失ってなお存在を続ける内に変化し、意思を失ってしまったのだろう。
放っておいても害はないだろうが、主人なき都を彷徨う姿を見て、なんとなく胸が苦しくなった。
異形の間を潜り抜けて少年が突き出した一振りが“彼女”に刺さる瞬間、思わず目を閉じる。
駆け戻る少年の足音を聞きながら、いずれ自分も依るべきものを失った時は同じ道を辿るのだろうかと、なんとなく考えた。
+++
相変わらず遅刻です、2章お疲れ様でした…!
【illust/34789305】の後、遺跡の中でぼーっと立ってるところへエンカして頂いた感じかな、と…
都合の悪いことは\パラレル/
※キャプ編集中です
+++
❖お借りしました:
レアーレ君とプセフティスさん【illust/34153219】
知を食らう闇【illust/34653447】
ロゴ素材【illust/34119366】
同じ存在であっても、他者を害すことは出来ない【illust/34214956】
❖この作品はpixivファンタジア New World【illust/33956297】参加作品です
「それで、うちの庭師を利用しよう、と?」
「まぁまぁご主人、彷徨っているのはかわいそうだし…精一杯やってみるよ。ね?」
「…まったく!」
遺跡の奥で見つけたのは、闇色の異形に紛れた同族の姿だった。
恐らくはその昔この都に住んでいた者たちに依って生まれたものが、
主人を失ってなお存在を続ける内に変化し、意思を失ってしまったのだろう。
放っておいても害はないだろうが、主人なき都を彷徨う姿を見て、なんとなく胸が苦しくなった。
異形の間を潜り抜けて少年が突き出した一振りが“彼女”に刺さる瞬間、思わず目を閉じる。
駆け戻る少年の足音を聞きながら、いずれ自分も依るべきものを失った時は同じ道を辿るのだろうかと、なんとなく考えた。
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相変わらず遅刻です、2章お疲れ様でした…!
【illust/34789305】の後、遺跡の中でぼーっと立ってるところへエンカして頂いた感じかな、と…
都合の悪いことは\パラレル/
※キャプ編集中です
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レアーレ君とプセフティスさん【illust/34153219】
知を食らう闇【illust/34653447】
ロゴ素材【illust/34119366】
同じ存在であっても、他者を害すことは出来ない【illust/34214956】
❖この作品はpixivファンタジア New World【illust/33956297】参加作品です
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2013-04-08 01:31
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