アブと呼ばれていた頃
閲覧登録してくださっている方々のところを見学していると、ちょくちょく教授関連の作品を見かけるので「自分も教授が好きだー!」という気持ちが爆発して描きました。在学しながらスタジオミュージシャンをしていた1976年頃の教授(当時のあだ名が「アブ」)を描いたのですが、その当時いつもお母さんが買ってきた服だかセーターを着ていたという小話が自分は大好きで(例えばアルバム「千のナイフ」のライナーノーツのようなノリとの対比などにおいて)、その頃の関連作品を聴くたびに「お母さんの買ってきたセーター」のことばかり考えてしまいます。当時のスタジオ仕事の音源(http://youtu.be/NiX9JFdikZw/http://youtu.be/r3w2hBwSyxA など)を聴きつつこれを描いていたときも頭の中に渦巻いていたのは「お母さんの買ってきたセーター」のことでしたし、自分の好きな諸々の音楽家の姿を一人づつ思い浮かべては、お母さんの買ってきたセーター系かそうでないかに分類していくと、いつの間に夜は明けていました。下絵の段階では今回こそ絶対モノトーンで落ち着いた塗りにしようと決めていたのに、ずっと余計なことを考えていたせいか、またポヨポヨした色になってしまったなあと若干心残りです。
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2013-04-22 07:13
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