【PFNW】逆光【生命の階層】

人の手によって造られた遺跡を、人の手によって創られたであろう樹木が呑みこむ、生命の階層では異端ともいえる空間が其処に広がっていた。
「この科学の粋を集めた様な遺産の中で、この空間だけ遺跡めいている事についてどういった見解をお持ちかしら、センセ」
クスクスと耳障りな笑い声が黴臭い空気を戦慄かせる。
「さてね。私の大雑把な考えでよければ、おそらく教会めいた祈りの場だったのではないかな」
何かを押し殺す様な声が、その笑い声を追いかける。
「――こんな処まで来て君は未知を求める者の妨げをするのかい。巷にあふれる昔話の通りであったなら、シーシュポスも真っ青だ」
「あら、嫌ですわ。わたくしが永久に岩を運び続ける彼の者というのなら、貴方はさながら同じように咎を受け、辿り着く所知らず彷徨う幽霊船の船長と言った所かしら」
逆光を背負った三つ尾が愉しそうに揺れた。　　　

■色々と流れぶっちぎってるのでパラレル通り越してIFでお願いします！！！└(:D」┌)┘三　　

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【ついでにお知らせ】
ただ今非公式イメレスバトル「魔ヲ退ケル刃」（illust/35204308）が開催されております。
冒険者とそれを妨害する側でドンパチやろうぜ！と言う趣旨のイメレスバトルです。あとライカさんのコスプレが見られるイメバトです
バトルをしている作品以外にも、技を使っていたり、敵を待ち構えていたり、このイラストの様に対峙している状態の作品でも参加が可能です。お気軽にご参加ください！
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■強い光に影差す前のこと（https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2284437）　　
■出演：大樹の長（illust/34119051）、魔獣の太母（illust/34119292）
■お借りした素材：illust/26126704、illust/4928512