アルト*終わらない恋

(ランカに呼ばれた気がしたんだ)

(去ったはずのアルトくんが、いた)

「ランカ、俺はおまえを愛してる」

固まっているランカを引き寄せて彼女の唇に口付けを落とした。

「もう、おまえを離さない」

「ふぇ…アルトくん、アルトくん!」

「ランカ、愛してる」

「私も愛してるよ」

どちらともなく引き寄せられるように、深く、深くキスをした。

(これからはおまえの笑顔を護るよ)

(アナタノオトが聴こえるよ。優しい音が…――)

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2013-04-29 18:55

 秋桜


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