最初で最後
今月の一日、父が亡くなった。 65歳だった。 二日に通夜をすると三日が葬式なのだが、友引にかかるので三日に通夜、四日に葬式となった。 二日、父は一日じゅう客間で横になっていた。 この絵は、二日の深夜にロウソクや線香の守りをしながら描いた。 父が傷まないように、暖房は切ってあったのでだいぶ寒かった。 そして、ふたりきりで少し恥ずかしかった。 父の顔をじっくりと眺めたのは、幼いころ以来だ。 小学生のころによくある図画の課題で、父の顔を描いた覚えがないので、この絵が最初で最後だろう。
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2009-03-25 17:54
Comments (2)
こわい
私が生まれた年に亡くなった人がいる 当然のことでも、なぜか不思議なことに感じる 知らない人のはずなのに、思いを馳せずにはいられない