小さい人の日常 〜スポンジの家建設中編〜
野宿ではどうも熟睡できなかったようで、朝早くに目が覚めてしまった。
せっかくなので早朝散歩してみることに。
少し歩いたところで、奇妙な音が聞こえくる事に気が付いた。
ベリッ。ベリッ。
何かをむしるような音だ。
少し気味悪いが、恐る恐る音のする方に歩いていった。
するとそこには今、話題のスポンジの家があるではないか!
私は少し興奮した。
どうやらまだ建設中のようで、職人さんが作業している。
音の正体はスポンジを千切っている音のようだ。
ちぎっては運び、ちぎっては運び、何とも大変な仕事だ。
私は邪魔にならないように見学させてもらうことにした。
この家の何が凄いかと言いますと、間取りが自分好みに作れる。
スポンジを千切って10年の和田さんが、理想の間取りを実現してくれます。
他にもフカフカで気持ち良い、おまけに家は軽いので近所の方に手伝ってもらえば移動もできる。
っと言ったメリットがある。
しかし和田さん曰くデメリットもあるらしい。私にこっそり教えてくれた。
家を置く場所のもよるのだが、雨が降ると水がガンガンしみ込んでくる事。
子供がいると、いたずらで部屋が破壊される事もあるらしい。
それによく見ると安っぽい。
私の理想の家とは程遠いようだ。
そろそろ出発しようとした私の目の前に千切ったスポンジの山が置いてある。
私は和田さんにこのスポンジを一つ貰えないか聞いてみた。
和田さんは、そんなゴミ好きなだけ持って行きな。っと言ってくれた。
私は手ごろな大きさのスポンジを一つカバンに詰めた。
不思議そうに私を見る和田さんに僕はこう言った。
『枕にします。』
せっかくなので早朝散歩してみることに。
少し歩いたところで、奇妙な音が聞こえくる事に気が付いた。
ベリッ。ベリッ。
何かをむしるような音だ。
少し気味悪いが、恐る恐る音のする方に歩いていった。
するとそこには今、話題のスポンジの家があるではないか!
私は少し興奮した。
どうやらまだ建設中のようで、職人さんが作業している。
音の正体はスポンジを千切っている音のようだ。
ちぎっては運び、ちぎっては運び、何とも大変な仕事だ。
私は邪魔にならないように見学させてもらうことにした。
この家の何が凄いかと言いますと、間取りが自分好みに作れる。
スポンジを千切って10年の和田さんが、理想の間取りを実現してくれます。
他にもフカフカで気持ち良い、おまけに家は軽いので近所の方に手伝ってもらえば移動もできる。
っと言ったメリットがある。
しかし和田さん曰くデメリットもあるらしい。私にこっそり教えてくれた。
家を置く場所のもよるのだが、雨が降ると水がガンガンしみ込んでくる事。
子供がいると、いたずらで部屋が破壊される事もあるらしい。
それによく見ると安っぽい。
私の理想の家とは程遠いようだ。
そろそろ出発しようとした私の目の前に千切ったスポンジの山が置いてある。
私は和田さんにこのスポンジを一つ貰えないか聞いてみた。
和田さんは、そんなゴミ好きなだけ持って行きな。っと言ってくれた。
私は手ごろな大きさのスポンジを一つカバンに詰めた。
不思議そうに私を見る和田さんに僕はこう言った。
『枕にします。』
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2013-06-15 22:48
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