僕の居場所は何処にも無いのに
「一緒に帰ろう」抱き締められて。。知らない。知らない。僕は何も知らない。貴女がどこの誰かなんて。 だけど貴女の手の温もりは、ただ本当に本当に本当に本当に嬉しいんだ。 ********どうにか赤鬼から名前を聞き出した閻羅は赤鬼を抱き上げて一緒に帰ろうとします。赤鬼は「綺麗な服が汚れちゃうから」と最初嫌がりますが、「服は着替えれば良いんだし気にしなくて良いんだよ?それより早く帰って手当しなくちゃ!」となだめながら第伍殿へと連れていかれます。千年以上独り孤独に生きてきた閻羅は、どんな理由であれ自分と一緒にいてくれる赤鬼を大切にし、自分の弟…子供のように可愛がります。赤鬼も、閻羅と比べれば短いとはいえ長い間ひとり孤独に震えていました。そんなふたりは、互いに身を寄せ合いながらこれから数百年を共に生きるのです。 ………これ閻羅誘拐犯になる?^q^{いや…保護しただけだよね…うん!保護しただけ!)
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2013-10-15 19:24
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