菊花繚乱

名は《祇娘》
菊花仙王(右上)の妹。李花仙棣珂(左下)の幼馴染であり婚約者。

下凡した兄が心配で妹の香娘と菊花荘に押し掛け世話を焼く。天界を好み、あまり人界に顔を出さない棣珂に放っておかれても、気にしていない。もともと他に親が決めた許婚がいたが、棣珂と結婚したかったので、兄に協力を仰ぎ、父親である先王を説得して比武招親を行い、棣珂と婚約するに至る。男装を好み、武術に秀で、普段は少年のような姿でいることが多い。実母の身分はそんなに高くないが、王である兄と仲が良いので、肩身の狭い思いはあまりしていない。

……そんな設定です(^^)

祇娘は別に偃月刀を振り回す設定ではないのですが、棣珂の得意武器が偃月刀なので、男勝りな性格を表現するために持たせてみました。でも、華やかな画面を目指したので、あまり男装を意識していません。逆に今回、菊花仙王は女装ではなく男の姿です。構図上、何となく(笑)。
棣珂は慶林の腹違いの兄なので、元々髪や瞳の色は、慶林と系統の似た琥珀色の設定だったのですが、これ【illust/12099938】を描いたときに、赤い髪と瞳が妙にしっくりして、「熟れた李の果実の色」…とこじつけて赤にしてしまいました(^^)
１枚目の祇娘があんまり気取っちゃってるので、２枚目の落描きで本来の彼女の姿を描いてみました。阿蘭と阿丹は菊花仙王付きの侍女ですが、王府に居た頃から主人そっちのけで祇娘に熱を上げています(笑)。因みに、阿蘭と阿丹に血縁関係はありませんが、姉妹の契りを結んでいます。４枚目以降は、自分用の色見本ですが、一緒にUPしちゃいました。絵も１枚目と全然関係ないのですが、落描きとはいえ、大きいバージョンの蓮華をカラーで描いたのって、実は初めてかもしれないので、つい……(^^;)ゞ

■■画材について■■
今回初めて、アルシュ水彩紙(細目・185g)を使ってみました(１枚目のみ)。これ【illust/32009833】にも追記しましたが、今まで使ってきたコットマン画紙と比べて、短所もあるにはあります。でも、私としては、物凄く描きやすい紙だと感じました！