エポニーヌ
2005年11月6日、本田美奈子さんが亡くなった日に描き上げた絵です。今日(投稿日)は命日なので、本田さんについて独り言を言わせてください。◆私はレミゼ2003年参入組なので本田美奈子さんのエポニーヌは見ていません。けれど一度、コンサートで見る機会がありました。鞄を担いで粋がる彼女が凛々しかったのと同時に、(コンサート形式のため)舞台上で出番の直前に椅子の下から鞄を取り出すためにしゃがむ後ろ姿がとても可愛かったです(笑)「恵みの雨」は本当に死んでしまうと思ってしまうくらい、コンサートの枠を超えた白熱した演技でした。その後ファンテーヌ役をされるという発表があり、とても楽しみにしていましたが、それは叶わなくなってしまいました。本田さんの「夢やぶれて」を聞くことができなくて、本当に残念です。◆この絵は本田さんに似せたわけではないですが、黒っぽい髪と鞄はコンサートの時の彼女を意識しています。それから当時の私の絵としては珍しいのですが、舌や歯を描いています。影のつけ方も私の絵の中では比較的はっきりとした描写で、そして陽の下で笑う…という、これらはすべて健康を象徴したものとして描きました。回復されるよう願いを込めながら描いている最中に、訃報を聞きました。◆亡くなった翌朝の空は雲ひとつない青空でした。この空の上に行ったんだなあ、と見上げたことを覚えています。◆長々と語ってしまいました。読んでくださった方がいらしたとしたら、本当にありがとうございます。彼女の歌が今も生きていることは幸せなことですね。
22
17
1279
2013-11-06 00:23
Comments (0)
No comments