るーみす

『お、居た居た、ルーミアとあれはミスティアか』

ハロウィンパーティin紅魔館にお呼ばれされた俺とルーミアだったが
何故か待ち合わせ場所をルーミアに指定されて
当日、その場所へ向かっていた

『お待たせー、ずいぶん面白い格好だな２人共』

「はわわ、お兄さん！？み、みないでぇ！！」

「じゃーん、お兄ちゃん、どう？どう？似合う？似合う？」
顔を真っ赤にして慌てるミスティアを他所に改心のポーズを取るルーミア

『おお、いつも通り可愛いな、アリスに作って貰ったのか？』
わしわしとルーミアの頭を撫でてやる

「えへへ、そうなのー、今日はこれを着てハロウィンパーティに行くんだよ」
くるくる回りながらはしゃぐルーミアの相手をしつつミスティアにも話しかける

『それにしても、ミスティアは大胆な衣装を選んだね』
この子はいつも顔を真っ赤にして恥ずかしがりやなんだな
なんて思っていたから意外だった

「ち、違います・・・！これはジャンケンに負けて・・・」
真っ赤になりながら視線を他所へ向け所在無下げにもじもじ太ももを擦り合わせる

『罰ゲームなのか・・・どう？着てみた感じは』

「す、すごく、すーすーします・・・って何を言わせるんですかぁ！！」
もはや涙目だった

『いやいや、眼福です、ありがとうございました。』
俺が恭しく一礼するのとルーミアチョップで意識が弾き飛ばされるのは同時だった

(お兄さんに・・・色々な所見られちゃった・・・うぅ・・・もうお嫁にいけない・・・お兄さんに責任とって・・・式にしてもらうしか・・・)