あなたは食べてもいい人類?
ある日のこと、秋も深まり段々と寒くなってきた。そんな中この日は、暖かくなかなかに過ごしやすい天候だった。私は、野原に出かけ、そこで寝てしまったのだろう。 起きてみると、いつの間にか隣に少女がいた。少女は言った「あなたは食べてもいい人類?」と。私は答えた「いいや、違うよ。」と。すると少女はつまらなさそうに「そ~なのか~。」と言って飛んでいった。私は思う、今のは人ではなく妖怪だったのかと。人に似た妖怪もいるというから多分そうなのだろう。それにしては、何とも恐ろしさに欠ける妖怪である。
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2013-11-16 19:38
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