シオカラトンボ

トンボは旧翅群という古いタイプの昆虫である。このタイプは翅を背の後ろで体に重ねることが出来ない。しかし蜻蛉目の翅は筋肉に直結しており、飛ぶことに関してこれに勝る存在はほかにない。
 進化し変わり続けるもの、新しいものが旧い物にとって変わり栄える生物の世界の中で、昆虫の多くは、地質学的な(ほとんど永久と言っても過言ではない長大な)時間を、決して変わらず繁栄している。

宇宙にある地球とは別の生命ある星を考えてみてほしい。知的生命があるにしてもヒトとは別の姿をしているだろう。
しかし昆虫は必ず存在し、もしかすると地球のゴキブリの10000倍しぶとい”宇宙ゴキブリ”がいたりするのである。
 
かくして、彼らは隕石に乗って地球に降り立ち、我々にとって変わるのである。
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2013-12-10 11:11

 beppo001


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