【ぴくメシ】アベル【魔王】

「待っていたぞ…勇者よ。」

かつて勇者は世界のため、人々のために魔王を倒した。魔王を倒した後も勇者はその力で人々を助けた。美しい世界を守ることができ、幸せだった。
しかし世界が平和になると、余りあるその力は怖れられ、疎まれ、世界のあらゆる天変地異、人間の悪事の転換先にされ、死ぬこともできない勇者は、気の遠くなるほどの永い時をかけてこう呼ばれるようになった。「魔王」と――…

【魔王アベル】
本名不明(もう覚えてない)/男/年齢不詳/181cm
一人称：私、たまに俺/二人称：お前、勇者、勇者○○よ
褪せた黒髪(もう黒くない)/深い青緑の瞳

魔王と呼ばれるようになっても彼自身が何か大きく変わったわけではなく世界を壊すでもないが、ただ悟り悲しみ心が疲れてしまい、自分を殺せる存在が自分のところに来る日をかつて自分が魔王を倒した魔王城で静かに待っている。外見は結構変わった。

◆武器
　勇者だったときは片手剣を使っていたが大昔に折れたため無し。
◆防具
　かつて自分が倒した先代魔王のマントを羽織り、
　中は勇者だったときのものをそのまま使っているので
　全体的にすごく色あせている。額当ては額と同化してしまった。
◆能力
　かつては器用に剣術と魔法を使いこなしていたが、
　永い隠居生活を経て魔力特化型に。

【宿命の勇者フレデリック】illust/40242527
「勇者フレデリックよ、お前の存在が、私を魔王たらしめん最たる証。…それ以外のことは民衆が一番、物知り顔で語るだろうさ。」
「私はお前を待っていた。運命に翻弄された我が身を手放すこのときを。
　だがあるいは…永きに亘るこの孤独は…お前のためにあったのかもしれないな。」
「アベル、か。好きに呼ぶが良い。お前が呼ぶのはどうせ、俺しかいないのだから。」

今後はモブが足りないときなどお好きにお使いください。

企画元様【illust/39939230】