ミリオタ視点映画コラム『突撃』
ずいぶん久しぶりの投稿になってしまいました。ミリオタ視点映画コラム第三弾、スタンリー・キューブリックの『突撃』です。彼の映画のなかでは『博士の異常な愛情』に次いで好きな作品。決して戦争について肯定的な映画ではありませんが、ありきたりな反戦映画ではなく、一歩上の批判性を獲得している作品であると思います。
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2013-12-24 21:36
Comments (5)
フルメタルジャケットが公開されたときもキューブリック監督は「反戦映画」と評価されることに違和感があったそうですね。
なつかしい
託丸さん くらっぷげーむさん ああやっぱりこの映画フランスに叩かれたんですね。冒頭の音楽はラ・マルセイエーズだし。
フランス政府からは国辱的な映画だ、とか非難されて監督のキューブリックは入国禁止になったとか…。ドイツ娘のたどたどしい歌に兵士たちが徐々に共感していって大合唱になるラストシーンは最高傑作ですね。
何十年か前に見ましたが、ミロー将軍が「今回の銃殺は素晴らしい銃殺だった」みたいなセリフを吐いていたのが、子供心に非常に印象深かったのを思い出しました。キューブリックは当初アメリカ軍を題材にした反戦映画を企画したけど、いささかマズイと言う事になってフランス軍に変更になったとか。