名無しの蛇の仔2
いつからだったのだろう。
あの後おじさんは今までの事、両親のことをすべて話してくれた
お父さんはおじさんに泣き付いてやつれて結局仕事も辞めて入院生活になってしまったこと。お母さんは僕に会えなくて何に怒っているか自分でもわからなくなって抜け殻のようになってしまったこと。
「それが君の10歳になる前の話だ」
あのテープはお母さんがまだ元気で未来の僕に宛てたビデオを使って作っていたこと
「私も本当はこんな事したくなかった」
お母さんはカウンセリングと薬で僕のことはほとんど忘れさせたらしい、お父さんは元気になっていくお母さんを見て少しずつ元気になっていったようでそんなお父さんを見てたお母さんもお互いまた一緒に暮らすことを決意したみたいで
「今は女の子が生まれて幸せに暮らしている。」
・・・
話が終わった後自分の部屋に帰っていつもどうり勉強をしていた。
あんなに会いたかったのが嘘のように心が静かになっている。
・・・
夢を見ていた気がする。僕はお父さんとお母さんと真ん中で両手をつないで歩いていて、お母さんは僕にそっくりって評判の妹をだっこして家に帰っていく夢だった。
・・・
次の日から体を動かす訓練に加えて義手や義足の耐久性を調べる訓練に移っていった。
それまでの歩いたり走ったり文字や絵を書いたりするのではなくてもっと踏み込んだ限界まで走り続けたりだとか凄く重いものを持ったりだとか。
まぁこの辺りは義手や義足のおかげで大したことはないんだけど、
そのうちこの格好で柔道やラグビーみたいなわざと衝撃を与えられるようなスポーツもさせられるようになったし、サウナみたいな暑い場所で運動させられて火傷したこともあったし逆に寒い場所で凍傷を起こしたこともあった。
一番きつかったのは水泳でプールの中でこけて溺れてしまった事が何回もあるし、一度なんかはこけた衝撃で漏電をおこして体が全く動かなくなってしまった事だってあった。
この時ばかりは死ぬかと思ったし、後から聞いたら体に電気が流れて心肺停止状態だったらしいし、そのせいで誰も僕に近づけずにパニックになってたらしい、
先生が機転を利かせてゴムホースを使って引き揚げてくれてその話を聞いたときに
さすが先生! って思った。
結局この時は僕が3日間意識を飛ばしてた間スタッフたちは気が気ではなかったらしい、これにも少し笑ってしまったのは内緒だしその後しばらく水にも触れなかったのは仕方がないことだと思う。
余談だけどこの時からプールテストは命綱が付くようになってた。こんな凄い義手作るスタッフがいっぱい居るのになんでこんな事思いつかなかったんだろうと思う。
そんなこんなで結局一通りのスポーツはできるようになってしまった。
今ではこの体で泳ぐことだってできるし耐水性が抜群になったから海水だって平気だ。サーフィンだってやったし。
気が向いたら続き書こう
あの後おじさんは今までの事、両親のことをすべて話してくれた
お父さんはおじさんに泣き付いてやつれて結局仕事も辞めて入院生活になってしまったこと。お母さんは僕に会えなくて何に怒っているか自分でもわからなくなって抜け殻のようになってしまったこと。
「それが君の10歳になる前の話だ」
あのテープはお母さんがまだ元気で未来の僕に宛てたビデオを使って作っていたこと
「私も本当はこんな事したくなかった」
お母さんはカウンセリングと薬で僕のことはほとんど忘れさせたらしい、お父さんは元気になっていくお母さんを見て少しずつ元気になっていったようでそんなお父さんを見てたお母さんもお互いまた一緒に暮らすことを決意したみたいで
「今は女の子が生まれて幸せに暮らしている。」
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話が終わった後自分の部屋に帰っていつもどうり勉強をしていた。
あんなに会いたかったのが嘘のように心が静かになっている。
・・・
夢を見ていた気がする。僕はお父さんとお母さんと真ん中で両手をつないで歩いていて、お母さんは僕にそっくりって評判の妹をだっこして家に帰っていく夢だった。
・・・
次の日から体を動かす訓練に加えて義手や義足の耐久性を調べる訓練に移っていった。
それまでの歩いたり走ったり文字や絵を書いたりするのではなくてもっと踏み込んだ限界まで走り続けたりだとか凄く重いものを持ったりだとか。
まぁこの辺りは義手や義足のおかげで大したことはないんだけど、
そのうちこの格好で柔道やラグビーみたいなわざと衝撃を与えられるようなスポーツもさせられるようになったし、サウナみたいな暑い場所で運動させられて火傷したこともあったし逆に寒い場所で凍傷を起こしたこともあった。
一番きつかったのは水泳でプールの中でこけて溺れてしまった事が何回もあるし、一度なんかはこけた衝撃で漏電をおこして体が全く動かなくなってしまった事だってあった。
この時ばかりは死ぬかと思ったし、後から聞いたら体に電気が流れて心肺停止状態だったらしいし、そのせいで誰も僕に近づけずにパニックになってたらしい、
先生が機転を利かせてゴムホースを使って引き揚げてくれてその話を聞いたときに
さすが先生! って思った。
結局この時は僕が3日間意識を飛ばしてた間スタッフたちは気が気ではなかったらしい、これにも少し笑ってしまったのは内緒だしその後しばらく水にも触れなかったのは仕方がないことだと思う。
余談だけどこの時からプールテストは命綱が付くようになってた。こんな凄い義手作るスタッフがいっぱい居るのになんでこんな事思いつかなかったんだろうと思う。
そんなこんなで結局一通りのスポーツはできるようになってしまった。
今ではこの体で泳ぐことだってできるし耐水性が抜群になったから海水だって平気だ。サーフィンだってやったし。
気が向いたら続き書こう
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2014-01-22 01:31
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