ワレ、ユウグンナリ

引き渡された長門、沿岸部での訓練もそこそこに母港であるウラジオストクを後に冬の北太平洋で艦隊訓練を始める。

艦隊を率いていると怪しい影が…

日本になかなか参戦しない上に取引までしたソビエトに対し、不信感を持ったアメリカが、ミッドウェーから情報収集に向かわせたアルバコア号だ。

「艦長、これよりソビエト海域です。」

「ギリギリまで寄せたまえ、其が任務だ。」

「艦長!敵発見、戦艦1と巡洋艦3!戦艦は、ナガト級だと思われます!」

「大物が、引っかかったな。雷撃よーい!」

「準備完了!」

「打てぃぃぃぃ!」

シュコンと音が成り魚雷は放たれた。

爆発音がして、敵を見ていた艦長が蒼くなり
「この海域から撤退するぞ。」

「艦長!何故です?」

「夜で、気付かなかったが、今戦艦等が点灯したから気付いた…アレは、ソビエト海軍だ。」

「我々は、友軍を攻撃したのですか!」

「早く撤退するぞ、解らん内にな…」

果たして、雷撃された艦は長門だったのか…

続く

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2014-02-11 11:51

 連邦士官


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