【PFFK】ドラゴ・ヴィーガ【死の谷の軍勢】

◇骸ヶ原上空、とある学者の高高度観測空挺より◇
古龍学教授「あれはドラゴ・ヴィーガ、飛ぶことを忘れたドラゴンだ。世界中の高山地帯に生息しており、骸ヶ原周辺だけで50頭は確認されている」
古龍学学徒「デケェッス！」
教授「そうだな。その体長は3000mを超え、普段は地を這うように移動しているが、二足で立ち上がれば頭は雲をかぶるほどだ」
学徒「めっちゃ息白いッス！めっちゃ寒そうッス！」
教授「だろうな。だがその高低差による空気濃度と気温差にも耐えらる身体機能と、鋼鉄よりも数段硬く分厚い外皮が奴の特徴でもある。生半可な打撃は蚊ほども効かんよ」
学徒「何食ったらあんなにデカくなるんスかね！」
教授「それは未だ謎な部分でな、寿命がン千年と云われているものの、その食事風景は数百年に一度、近場の岩山を一口食べるだけだ」
学徒「低燃費なんスね！」
教授「そうだな。必要以上の食事を摂らなくていいためか、性格は極めて温厚、滅多なことでは人里に下りることはなく、退化した翼では飛ぶこともままならないので、動きも緩慢としており基本的にのんびりとしている」
学徒「マジッスか！あんなデカいのに大人しいとかパネェッス！翼がズワイガニの脚みたいでウマそうッス！」
教授「フフッ、甘く見ない方がいい。あれでもドラゴン、一度逆鱗に触れれば青い瞳を橙に光らせ襲ってくる。加えて縄張り意識も高くてな。近くで戦争なんぞしたら、縄張りを侵されたと勘違いしかねん。そうなったら手に負えんぞ」
学徒「マジパネェッス！マジドラゴンッス！昼間なのに橙が綺麗に見えるッスパネェッス！」
教授「えっ」
学徒「今まさに橙色してるッス！」
教授「あー」
学徒「あ、里に降りていくッス！メシでも食うんスかね！」
教授「あーあ…」
学徒「どうしたんス？」
教授「いや……我々は何も見なかった。いいな？」
学徒「ｳｨｯｽ」

■ドラゴ・ヴィーガ(Drago Vega)
体長3000m、大きいモノで5000mを超える。
山食動物。このドラゴンの死骸に種や土が降り積もり、新たな山となると云われている。残った骨や外皮を加工して建築材などの資材にすることもできるため、乱獲された時期があり、総数が減った。
飛べず火を吐かないが、べらぼうに硬い外皮と長い尾が武器となる。尾をバネにしてジャンプする上空からの奇襲を得意とする。
性格は温厚そのもので、降りかかる火の粉を払うタイプ。ただし縄張り侵犯者には容赦がない。

■一章始まりましたね、ゴルベイル側からモブを投下しま～す。どこにでもいると思うので、何してもいいのよ[°ワ°*]

■3月08日付けの総合デイリー419位、イラストデイリー332位をいただきました、ありがとうございます！[´ワ`*]

■オリジナルのランキング入りだそうです、ありがとうございます～！[´ワ`*]