ロックマン もう一つのスペースルーラーズ たたかえ!メガピン!!

お次は、メガマンユニバースネタです。

オレもそうやったけど、2010年、稲船さんがカプコンを退社なされてから、ロックマンファンには残念な出来事ばかりが相次いで起こりました。

個人的な気持ちなんやけど、オレは、どっちにしても退社しはるんやったら、
賛否両論はおありの人やけど、なんだかんだで25年もカプコンという会社に
稲船さんは貢献してきはったお人。

売れるか売れへんか分からないけど、メガマンユニバース、ロックマンDASH3、
たぶんどちらももう、現実的に見て、オレらみたいな昔のファンしか、
買う層は見込めないけど、せめて、ロックマンDASH3ぐらいはカプコン引退作として発表させてあげられるぐらいの心意気が、カプコン側にあってもよかったんじゃないかな・・。って気持ちで、一個人としてはいつも、ゲームニュースを見てました。

ただ、そのかわり、このロックマンDASH3を最後に、ロックマンシリーズは、
後続のゲームクリエイターさんの作品へバトンを渡して、思い出の中で生き続けていけば、それはそれで、一つのあり方なのではなかったんじゃないかな、と。

ゲームクリエイターでもない、別世界の職人の独り言です。

あれから4年、ロックマンは、ロックマンクロスオーバーというソーシャルゲームや、オトレンジャーなどとのコラボ、立ち消えにはなったけど、ロックマンデザインのパソコンを製作するとかいう話も舞い上がったりもしていました。

これについては、インターネット上では、賛成の意見もあるし、反対の意見もあります。
これは、大きい目で見て、どっちが良くて、どっちが悪いとか、一概には判別ができません。

それぞれの見方で、同じものを見ていても受け取り方が違う以上、論争が起きるのも、当たり前だと思うのです。

でも、僕自身はこう思っています。

ロックマンは、現役を歩いていたシリーズから、語り継がれる民話のような作品に生まれ変わったんじゃないかな、って。

民話って言えば、古くからその土地に伝わる古い伝説などが、そのお話を伝える語り部(口承文学)や、それを聞いて受け継いだ子供たちが、また次の世代にそのお話を伝え残すといったイメージを持ちます。

でも、通常、そんな語り継がれたお話に「民話」という語を適用するには、300年~400年の時が継がれないと、「民話」として認められません。

でも、昔と違い、僕が生まれた1978年から現在に至るまで、しかも、2000年代に突入してから現在の2014年までの過去10年間は、それはそれはすごい
スピードで文化が変わってしまいました。

ほんの10年前は、オレもやっと、意を決して、携帯電話を買ったり、また、
携帯ゲーム機も、ついにスーファミと同じゲームもゲームボーイアドバンスで遊べるぞ!!とか叫んでたり、任天堂がそれに伴って発売したファミコンミニなんかに
一騎一憂していた思い出があります。

パソコンをローンで買って、ホームページをおそるおそる本を片手に、
ウィルスに冒されたりしないか、ビクビクしながら作ったり、色んなホームページを見てまわったりしてたのも、この時代です。

でも、それから10年で、携帯電話もいまやスマホです。

スマホでPS2のドラクエ8が落とせたり、各種ゲーム機でもインターネットを解してゲームを購入できたり、課金ビジネスなどもここ5~6年の間ですっかり
世の中には浸透し、一気に価値観が変わってしまいました。

でも、これは悪い事ではないと思っています。
いつの時代でも、世代交代というものは、起こってくるもので、ただ、そのスピードが、ここ10年は異常に早かっただけなんだろうな、と、
もしかしたら「お前は楽観的すぎる!!」とか言われるかもしれませんが、
オレはそういう目で見ています。

前ふりが長くなってしまいましたが、この「民話」というのも、これだけ時代のスピードが早ければ、もはや昔みたいに、300年とか400年経たないと……。
とかは、もはや言えない時代なのかもしれません。

それに、知っておられる方もいるかもしれませんが、昔、「トリビアの泉」という番組などで、「桃太郎は、実は桃から生まれたんじゃなく、おじいさんとおばあさんが、桃を食べて若返って、その日の晩に××××をやって生まれた子供が、本来の話だ!!」とやってました。

実は今の桃太郎は明治時代に、学校の教科書に、その内容をそのまま載せたら子供の情操教育に良くないとか、そういう理由で、今の「桃から生まれた桃太郎」ってなったわけです。

これもまた、いいとか悪いとかの問題ではなく、民話って聞くと、なんかお堅いイメージを受けてしまいますが、そうではなくて、
実は、民話って、本当は、過去にあった話が伝えられて、それを現代の人たちが、
新しい話、つまり、新しい命としてよみがえらせてもいいんです。

それらも包括した上で、「民話」と呼ばれています。
だから、「桃太郎」は、一語一句、こんなお話しだったから、すべての文字を間違えず、そのまままるごと、崩さず、後の時代に残しなさい!!
そうでないと、それはダメな作品だ!!!!

ってわけではないわけです。

だから、もう潰れてしまったけど、昔、ハドソンが発売していた「桃太郎伝説」や、「桃太郎電鉄」なんかも、大きな目で見れば、民話と呼べるゲームシリーズだったんじゃないかな。とオレは思っています。

稲船さんがカプコンを退社なされてから早4年、ロックマンシリーズも
えらく様変わりしてきました。

まず、メーカーからは、もう過去のシリーズ作品しか、インターネット販売にのってきません。

でも、オレも何度かお話をした事があるのですが、「ロックマンDASH3再起動プロジェクト」の涼風 ゆやさんや、誰が造ったのかオレも存知ないですが、「ロックマン×ストリートファイター」、オトレンジャーとロックマンのコラボ、
任天堂スマッシュブラザーズにロックマンが参戦!!
また、株式会社comceptの稲船敬二さんが、マーティーNo.9を製作なされるため、クラウドファンディングで4億円を得たなど、
それに、オレも時々コミケをのぞきますが、ロックマンの同人誌を楽しく売っておられるファンの方とお会いする事もあります。

でも、一番オレがビックリするのは、時々町を歩いてたら、オレの3DSに、最後に遊んだゲーム「ロックマンワールド4」とか、「ロックマン3」とかいう
小学生と、すれちがい通信してしまう瞬間ですね・・^^

こういうのを見てると、ロックマンは、えらい早いけど、みんなの間で語り継がれて、それでもなお愛されて、
それぞれの形で新しい物語も小規模大規模問わず、今なお、生まれてきています……。

たしかに、現役的なシリーズという見方をすれば、絶望的だ、って嘆くファンの気持ちも分かります。
オレもできれば、まだまだ現役のシリーズを楽しんでいたかった一人やから。

でも、あれから4年、早くも民話になってしまったっていうのも、これはこれでまた、魅力的なあり方のようにも、
最近のオレは感じたりもしています。

これからは民話として一緒に見守っていけるシリーズ。
そんなのも、また一興かな?と個人的には思っています

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2014-03-16 16:19

 ひろべえ


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